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「商人道」
2020.11.01
江戸時代中期の思想家 石田梅岩(いしだばいがん 1685年~1744年)の唱えた「石門心学」の教えに商人道というものがあるそうです。その教えとは、
「腹八分目商法」「大きくするな」「損せざるを以て大いなる儲けと知る可し」
「王道を歩め」「中庸ほどよし」「先義後利」・・・と沢山の金言があるのですが、要約すると「欲は出すな」という戒めであります。元来、日本の商業は、功利主義より精神主義に立脚していたと言えます。つまり、誠実や公正、博愛などの
道徳を重んじ、利益より信頼優先の人間性を求めているということであります。江戸時代に大火事や地震などの災害でいち早く庶民を救済し、復興に尽力したのは多くの商人たちであったことは、その証左ではないでしょうか。
当社は創業社長の「有難うございます」の言葉を大切にして、「信用と誠実」を基本理念に96年やって参りました。今月から下半期に入りますが、基本理念
を大切にお取引先さまのお役に立てるよう努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
玉西邦洋