直指　単伝（じきし　たんでん）

2015.05.01

禅宗の倶胝（ぐてい）和尚は禅問答ではいつも１本の指を立てて指し示したとあります。
それで「仏（真理）」を直指したのですが、それは弓術で呼吸を見計らって師匠が側から「そこだっ！」と気合をかけて矢を放たせるのと同じ、それはまた華道でも書道でも音楽でもスポーツでも、そして子供の教育においても全く同じことと言えます。「出来たとき」に間髪を入れず「それだっ！」の一言は人を成長さす「極意」と申せます。そのタイミングを外さない讃嘆のコトバが人を生かす大事な「コツ」なんでありましょう。
翻って我々の仕事に置き換えてみましたら、ナカナカ決まった形と言うものは言葉では言い切れず、人事処に応じてお客さんのご要望に如何に応えられるかということになりますが、その為には心をシッカリ集中させておかないとウッカリ見過ごしてしまうことになってしまいます。社内的にはＯＪＴを通じて「それだっ！」の磨きを更に高められますよう頑張ってまいります。 昨年来、当社新社長による新体制で早や丸１年が経ちました。更にお客さんに喜んで頂ける会社を目指しておりますので一層のお引き立てをどうぞよろしくお願い致します。　　感謝合掌。

会長　玉西　敏雄