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セルフハンディキャッピング と ピグマリオン効果

2014.08.01

本屋で「セルフハンディキャッピング」という言葉を目にしました。ある結果が自分を傷つけると予見できる場合、予めハンディを背負っているかの様に主張する事だそうです。

「週末に熱が出て全く勉強が出来なかったから、今日のテストは自信がないよ」
「今期の売上目標は20億円ですが、景気の動向があまり良くないようなのでどうなるかはわかりません・・・」

このような「セルフハンディキャッピング」が習慣になっている人は上手くいかなかった場合に備えて、その要因になりそうな事を前もって周囲の人に伝えておきます。
失敗した時は「だから言ったでしょ」と言えますし、成功したら「意外と上手くいきました」と期待以上の結果を主張できます。

しかし、「セルフハンディキャッピング」が習慣となるとどうでしょう?
失敗した時の言い訳を事前に用意することによって結果を出すための努力や準備などに無意識のうちに手を抜いてしまう事になると思います。

それに反して有名なのが人間は周囲から期待されれば期待されるほど成果を出す傾向が強くなるという「ピグマリオン効果」です。

2014年FIFAワールドカップにおいてエースの本田圭佑選手が「優勝を目指す」と公言していましたが日本代表はグループリーグ敗退という残念な結果に終わりました。
彼の事をビックマウスと非難する人もいると思いますが
「優勝はしたいけど、いまいち体の調子が良くないし」などと言ったら応援する側も一緒にプレーする選手たちもテンションが下がります。

日本では「有言実行」よりも「不言実行」の方が美徳とされる傾向があります。しかし本気で結果を残すため「ピグマリオン効果」を狙うのなら、高い目標を公言した方が周囲から「期待」というエネルギーをもらえます。行動が伴わないビッグマウスはいけませんが多くの努力と良い結果を引き出す手段としてのビックマウスは歓迎されるのではないでしょうか?

当社営業担当へ、「ピグマリオン効果」 期待しております。          社長より