敬う心

2013.07.01

ちょっと早いですがもうすぐお盆ですね。お盆と言えば、子供の頃大人の人から「お盆になったら亡くなったおじいちゃんやおばあちゃんが虫や生き物に身体を借りて帰ってくるんやで」とよく聞かされ、それからというもの虫を見る度に手を合わせ、「おじいちゃんでもおばあちゃんでもいいからおもちゃちょうだい」と拝んでいたことを思い出します。

そのせいか数十年経った今でもお盆になると虫に手を合わせてしまう習慣が染みついています。今の自分があるのは“ご先祖様のおかげ”という気持ちと、敬う心の大切さは自分の子供にもしっかりと伝えていきたいと思いますが、今時の子供は中々一筋縄ではいきません。最初は手を合わせることを拒んでいまして、「何か買ってあげる」と交換条件がないと手を合わせてくれませんでした。それがようやく今は朝晩だけですが、自分から進んでご先祖様の仏壇の前で手を合わせてくれるようになり、「ありがとう」と感謝しております。