「インベスターＺ」（著者：三田紀房）という漫画を今読んでいます。投資をテーマにしているのですが、とある中高一貫の学校で生徒６人に3000億円の運用をさせて学校運営の経費を稼がせるという話です。この漫画では、経済・金融の仕組みについて分かりやすく描かれており勉強になります。
序盤の方で、お金の歴史を解説している箇所があり興味深く読みました。
大昔、人々は物々交換によって取引を行っていましたが、取引相手を探して歩き回ったりする手間を解消すべく色々な物品取引方法の発明が為され、試行錯誤の末、貨幣システムが生まれました。貨幣システムの登場により、人々は時間的余裕が生まれ、それによってコミュニケーションを図ることができるようになったとあります。そして、様々な文明が発展し現代に繋がって来ているのです。
社会が構築できるようになったのも、貨幣システムのお蔭であるという視点は、
私にとっては新鮮な視点で、お金に対する見方が変わりました。投資に関心が無くても新たな考え方を示唆してくれる漫画です。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。よいお年をお迎え下さいませ。
総務部長　玉西邦洋